10`03/28(日) -21:40- 昨日放送の、「K-1 WORLD MAX 日本代表決定トーナメント」のお話。 長島☆自演乙☆雄一郎選手、 優勝おめでとう〜(/^∀^)/゜☆∵* 魔裟斗や小比類巻、佐藤嘉洋のいないトーナメントだったとは言え、決して楽に勝てるような相手ばかりではなかった。 もちろん運もあっての勝利だったけど、間違いなく相応の実力あっての優勝です。 去年は負けが込んで、弱くはないけどイロモノの域は出ない。 と、評されていた事でしょう。 しかし、少なくとも、彼が実力の伴わないイロモノファイターではないと、証明されました。 結果として、優勝して日本代表となった事には、それだけの価値があります。 まだまだ荒削りで、反対に倒されていてもおかしくないシーンも多かったですが、国内でのトップ選手には仲間入りしたと言っていいでしょう。 そう、国内レベルでは、です。 彼は以前、クラウスに瞬殺されました。 その時と比べ、今はどこまで強くなったのか。 世界のトップ選手たちと、遜色なく戦えるのか。 そこはまだ未知数。 ですが、彼は日本チャンプとなりました。 ここは大いに、期待させて頂きましょう。 魔裟斗に続く、日本人のK-1中量級世界チャンピオンってのは、正直まだ無理だと思うけど(^∀^; 10`03/27(土) -22:08- DVDを購入して、「機動戦士ガンダムUC1 ユニコーンの日」を観ました。
って事で、今日はガンダム ユニコーン(UC)です。 上で、ついにOVAとなって登場。と書きました。 つまり、こいつには原作が存在します。 原作である小説版は、すでに全10巻にて刊行済み。 当然、自分は原作未読。 やっぱ、ロボットものはアニメに限るヽ(`Д´)ノ (オリジンとC.D.A.は読んでいるけど(^∀^;) さて、取り敢えず先にひと言、面白かったです。 シナリオもアニメもモビルスーツ(MS)もMS戦も、全てグレードの高い出色の出来です。 作品を観る前は、主役MSであるUCのデザインがあまり気に入っていなかったのですが、画面で観たら格好良かったし(^▽^)/ 1話50分で、見応えもありました。 それでは、具体的な内容について、少し触れて行きましょう。 主人公は、天然のニュータイプ(NT)のようです。 (NTとは、直感に優れ、特別な適性を見せるMSパイロットの事。 本来の意味は、誤解なく分かり合える人々と言った意味であり、宇宙時代に適応した新人類の様なもの。) ま、いきなりMSの操縦が出来る、且つ人並み以上にうまいとなると、NTであるとするのが楽なので定番と言えるかな。 「機動戦士ガンダム 0083(0083)」の様に、ハナからパイロットって場合には、NTじゃなかったりしますが。 自分は「機動戦士Zガンダム(Z(読みはゼータ))」が一番好きです(劇場版は除く)。 (C.D.A.を読んでいるのも、Zで作画監督を務めていた北爪宏幸氏の漫画デビュー作だから。) 好きな理由のひとつが、NT、及び強化人間の悲哀を描いている点です。 (強化人間とは、投薬や洗脳的処置により、無理矢理NT能力を引き出された人工NTで、副作用として精神的に不安定である事が多い。) ですから、UCがNT路線のガンダムである事は、自分の好み。 それから、続編ものってのも好き。 Zの場合、「機動戦士ガンダム(1st.)」のシャアがクワトロとして最初から登場するし(最初は正体を隠してはいるけど(^∀^;)、途中ブライト、アムロ、カイ、ハヤトなど、1st.のキャラ達が7年後の姿を見せてくれます。 こうした、前作からの続き要素ってのが大好きです。 UCも、劇場版「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(逆シャア)」で描かれた、シャアの反乱の3年後という設定になっています。 その為、ロンド・ベル隊や所属MSであるジェガンなど、共通項が多い。 シャアの反乱で行方不明となっているシャアも、もろシャアとしか思えない人物が、ネオ・ジオン残党軍「袖付き」の頭領として登場する様だし。 風貌だけでなく、担当声優がシャアと同じ池田秀一とか(^∀^; まぁ、原作未読なんで、別人かも知れませんがw そんなこんなで、出来は良いは好みだわと良い事ずくめなんですが、一応気にかかることも。 それは、物語の核心たる「ラプラスの箱」です。 連邦をひっくり返す、と言う意味では、何らかの秘密なのかも知れない。 それを持って、ビスト財団がその地位を築いて来た事を思えば、物理的な秘密の証拠と言ったところだろうか。 だが、ビスト財団当主、カーディアス・ビストは、こんな事を言っている。 「ラプラスの箱には、未来を変える力がある。 いいや、本来あるべきだった未来を、取り戻す力と言うべきか。 ただし、誰にでも扱えると言う訳ではない。 あれは、使い方を誤れば、世界を滅ぼしてしまうものだ。」 そして、「袖付き」には「ラプラスの箱」ではなく、それを開ける鍵を渡そうとします。 無論、これだけでは、先の推論を否定し切れるものじゃない。 世界政府とも言える連邦が瓦解でもすれば、世界が滅んだと言えなくもないのだし。 さらに、UCを主人公、バナージ・リンクスに託す時にはこうも。 「お前を相応しい乗り手と判断すれば、ユニコーンは無二の力を与える。 ラプラスの箱への道も開くだろう。」 「ラプラスの箱?」 「我らがビスト一族を、100年に亘り縛り続けて来た呪縛。 だが、使い様によっては、この宇宙世紀に光明をもたらす。」 う〜ん、言っている内容が、と言うより、その語り調が単なる秘密なんてものじゃなく、もっと特別なものだと言っている様な。 UCそのものに「ラプラスの箱」があるのか、UCが鍵なのか。 わざわざ、UCという特別製のMSを製作した意味は。 謎だらけです。 何が言いたいかと言うと、「ラプラスの箱」のハードル上げているなぁ、と(^∀^; 「ラプラスの箱」の正体次第では、どんなに出来が良くても全て台無しになりかねない。 もちろん、反対に大傑作ともなり得る。 かなりの大冒険ですよ、これは。 普通に、シャアの反乱後の小競り合いを、格好良いMS戦で描くだけでも、ファンは納得するだろうに。 まぁ、原作があるから仕方ないけど(^_^; それから、一応事件が大きくなりすぎるのも心配。 逆シャアの後の時代の作品として、劇場版「機動戦士ガンダム F91(F91)」があり、すでに確定済みの歴史が存在しますから。 ただ、0083とは違い、逆シャア〜F91の場合、U.C.0093〜0123まで30年あります。 且つ、F91は劇場版単品なので、作中で過去に触れる機会も少ないでしょう。 ですから、杞憂に過ぎないとは思うものの、0083と同じ轍を踏む可能性はあります。 (0083の踏んだ轍とは、U.C.0087が舞台のZの後に制作されながら、U.C.0083時代に核攻撃を含む大事件(星の屑作戦)を描いてしまった事。 記録から抹消されたから、Zでは星の屑に触れられていない。 と言う、苦しい言い訳がされています。 ですが、記録は消せても記憶は消せない。 特に、この件が後にティターンズ発足を後押しし、Zの世界へと続く以上、登場人物が星の屑に触れないのは不自然です。 まぁ、しょうがないっちゃあしょうがないんですが(^_^; 事件が大きくなりすぎた、とは思いますが、作品としては面白いし好きですよ。) ともあれ、導入である第1話目としては、最高の出来でしょう。 最高に盛り上がった良いところで終わっちゃうので、早く続きが観たいと思わずにいられません。 ですが、当初隔月発売とか言っていたものが、2話目は2010年秋との話。 しかも、発表時のやり取りからすると、“早くて秋”って感じ? ま、OVAってのは、延期に次ぐ延期ってのが相場ですからね。 気長に、わくわくしながら、待ちましょう。 ※ガンダムに詳しくない方向けに、用語解説の様なものを書き添えてみました。 多少読みづらくなっているかも知れませんが、ご了承下さい。 ま、筆者が知識をひけらかしたいだけの自己満足でもあるので、なじって下さっても結構です(^Д^;
10`03/07(日) -17:50- DVDを購入して、「機動戦士ガンダムOO スペシャルエディション3 リターン・ザ・ワールド」を観ました。
と言うのが「機動戦士ガンダムOO」の導入部分です。 「機動戦士ガンダムOO」は、2クールのTV放送を2部構成で放送した、TVアニメシリーズです。 一応、1期、2期と別番組として放送されましたが、ま、4クールのアニメを2つに割っただけで、内容は完全に繋がっています。 スペシャルエディション(以後SE)とは、TVシリーズを再編集した作品で、「SE1 ソレスタルビーイング」、「SE2 エンド・オブ・ワールド」、「SE3 リターン・ザ・ワールド」の3本。 内容は、SE1が1期、SE2が2期前半、SE3が2期後半という構成。 これも、最後まで観たので、まとめて感想を。 まず、TVシリーズは面白かったです。 特に1期。 特にグラハム・エーカー。 2期も面白かったけど、面白かった1期の続きとして。 ま、正味1本のアニメですから、総じて面白かった、で良いんですけど(^_^; んで、その面白かった1期を、SE1のみに詰め込んでしまった。 これが致命傷。 グラハムのフラッグへの一途な想いとか、みんなに愛されていたロックオン兄さんの漢っぷりとか、まったく描けていません。 急ぎ足で、ただただ起こった出来事だけを見せて行く、正に総集編。 しかも、2クールを90分に詰め込んだので、初見の人には意味不明でしょうね。 で、TVシリーズのファンだった人間はがっかり。 誰得orz そんで、SE2は2期の半分、1クールですから、それなりに余裕もあり、ただの総集編ではなく、再編集した「機動戦士ガンダムOO」として楽しめました。 もちろん、SE3もそう。 劇場版へと続くクライマックスですから、むしろSE2以上に面白かったです。 でも、SE1がああですから、例えば、ミスター・ブシドー駆るマスラオ改めスサノオの、壊れた兜の下からフラッグ・ヘッドが現れた事に、TV版を観ていない人は感慨を抱けまい。 それでは、それでは本当の「機動戦士ガンダムOO」の面白さを、味わった事にならぬわヽ(`Д´)ノ それに、このタイミングでのSE発売は、「SEを観て劇場版も観に来てね。」と言う意味があるのだろう。 そして、総集編的な作りであるからには、TV版未視聴者に向けている部分があるのだろう。 が、しかし! SE1が前述の通りであるからして、その狙いは失敗である。 SE1は、TVシリース第1期の代わりにならない。 もしも、もし1期を2期同様にSE2本分で制作していたなら、その4部作はTV版とは別の「機動戦士ガンダムOO」として、充分な価値があったろう。 TVシリーズの代わりも務まったろう。 だが、実際には代わりにならない。 先にも言ったとおり、現実にはこれが致命傷。 SE1の所為で、台無しである。 とは言え、SE2とSE3は普通に観られた訳です。 特に、SE3なんかは、姫様の「歌が世界を救う」要素が全カットで、姫様空気w けれど、それが内容をスッキリさせていて、むしろTV版クライマックスより好かったかも(^∀^; 劇場版で、セツナ×フェルト路線で行くなら、こっちの方が自然だろうし。 それに、何だかんだ言っても、観終わってから凄ぇ劇場版が楽しみになったよ。 ま、映画館へは行かずに、DVD待ちだけどね(爆) だから、SE2とSE3はあり。 本当にSE1が、本当にSE1だけが残念でならない。 とてもとても、残念でならない(TДT) (ブログの方に頂いたコメント(▲))
10`03/04(木) -22:20- DVDを購入して「20世紀少年 -最終章- ぼくらの旗」を観ました。
と言うのが、「第一章 終わりのはじまり」の内容で、この後「第二章 最後の希望」へと続き、今回の「最終章 ぼくらの旗」で完結する三部作の実写映画です。 浦沢直樹の同名漫画が原作。 ちなみに、自分は原作未読です。 三部作と分かっていたので、最終章まで観てみないと判らないな。 と、評価を先送りにしていました。 で、今回「最終章 ぼくらの旗」を観ましたので、一応シリーズひっくるめての感想です。 導入である「第一章 終わりのはじまり」は傑作です。 様々な事件が巻き起こって行く展開に引き込まれ、まだ伏線を張っているだけの段階ですから、これといった矛盾点もありません。 三部作の一作目として、文句なしです。 その後を受けた「第二章 最後の希望」では、その後の彼ら、その後の世界、その後の「ともだち」などが描かれます。 そして、主人公がケンヂから姪のカンナへと代わり、立場も変わって、新たな展開で物語が続きます。 様々な伏線の答えが描かれる中、新しい伏線や謎が提示されて行き、新登場のキャラクターたちも相まって、物語は混迷の度を深めて行きます。 まぁ、色々と突っ込み所もある訳ですが、“一作ごとに一応完結する映画”の続編とは違い、三部作の二作目です。 一作目からの直接的な続き要素と言う面白さがあり、且つ三作目への引きで盛り上がります。 とは言え、やはり最後まで観ても、終わりを迎えない二作目。 単体の映画として考えれば、第一章よりかは少し見劣りするでしょうか。 そうして、ついに迎えた「最終章 ぼくらの旗」。 シリーズの完結編です。 全ての謎が明かされますが、無論ご都合主義的なものも含まれます。 ただ、物語が完結に向かって転がって行く中、気にしたら負けかな、と思っているw むしろ、力業だがちゃんと物語としてまとめようとしていて、投げっぱなされるよりずっと良い。 男塾やGガンに突っ込まないのと同様に、観る側が楽しむ為に乗っかるくらいがちょうど良いだろう。 だって、娯楽作だもの。 で、個人的に「ともだち」の正体はどうでも良かった。 覆面で顔を隠している以上、全てのシーンでの「ともだち」が同一人物とは限らないからだ。 コードギアスのゼロと同じ。 あくまでも“記号”に過ぎない。 だが、実際の「ともだち」の正体も、「ともだち」の正体の正体も、充分に面白い展開でした。 そこにはあまり期待していなかっただけに、とても楽しかったです。 あぁ、ついに終わった……と言う余韻もあって、第一章同様傑作でした。 それから、出演俳優たちも素晴らしい。 主要な登場キャラクターたちは、唐沢寿明、豊川悦司、常盤貴子、香川照之、石橋蓮司などの実力のある俳優陣が務め、他を見ても特別下手くそなタレント俳優は見当たらない。 小泉響子役の木南晴夏が可愛かったし(*^∀^*) 作品として、別に謎解きを楽しむようなミステリーじゃなくて、あくまでも娯楽作、エンターテインメントです。 謎自体は作中で解説してくれますから、あまり頭を悩ませず、楽しく観るのが良いでしょう。 なので、例えば「ともだち」の境遇を知って、非道く考えさせられる。 と言った様な、哲学的なのんはないです。 と言う事で、自分は文句なしに最高のシリーズだったと太鼓判を押せます。 超オススメです。 是非、気軽に楽しんで観てみて下さい。 (ブログの方に頂いたコメント(▲))
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